女性のビジネスに役立つ色使いの極意

色の持つブランディング効果

ビジネスパーソンとして活躍していく上で、セルフブランディングが大切だという話は聞いたことがあるでしょうか。そもそもブランディングとは元は自分と他者を区別するための概念で、自分らしさを感じてもらうことで他とは違う魅力を感じてもらおうという行為です。こうして他の人より際立つことができれば印象にも残りやすく、社内外問わず声をかけられやすくなるので仕事のチャンスがたくさんやってくるというメリットがあります。またチャンスが来ること以外にも、この人は凄い人だ、素敵な人だと思われることでカリスマ性を発揮し、部下や仕事仲間に対する指導力も向上します。
このようにメリットが多いからこそビジネスパーソンはセルフブランディングを意識するのですが、実はこのセルフブランディングは服装の色使いによっても行うことができるのです。なぜなら、服の色は遠目からでも目に入りその人の第一印象となります。そして、色には例えば赤であれば情熱的や行動的、青であれば冷静や沈着などのイメージがあり相手与える印象に作用するからです。

基本はパーソナルカラーを着用

こうして色はセルフブランディングに活用されるのですが、そこには二つの視点があります。それは、自分に似合うパーソナルカラーと相手に感じて欲しいイメージカラーです。基本的には、まずパーソナルカラーで全体を固めましょう。いくら相手に与えたい印象があるといっても、自分の本来の性質からかけ離れた色では違和感を与えてしまいちぐはぐな印象になってしまいます。まず自分らしさを感じてもらい、その上で相手に与えたい印象の色をワンポイントで取り入れることがコツになります。これは、例えば男性のネクタイ選びとも似ているかもしれません。

女性管理職としての意識

特に年齢が上がり後輩を持ったり管理職になった場合は、自分の色使いには気を配りましょう。部下や後輩の立場でいるときは多少おかしな部分があっても指摘をもらいやすいですし、ご愛嬌で許されやすいものです。しかし、上司や先輩の立場であればそうもいきません。周囲も指摘しづらく、それでいて評価ではマイナスがつきます。また部下や後輩の立場で合っていた色が上司や先輩となった後も合う色とは限りません。相手に与える印象を変えたほうが良い場合もあるからです。
また部下や後輩というものはある意味上司や先輩以上に相手のことをよく見て、言葉を悪くすれば値踏みをしてくるものです。だからこそ自分に似合う色と頼り甲斐や信頼感を演出する色を巧みに着こなし、適切な形でブランディングを行わなければなりません。