主観タイプにお勧めの職業や働き方

「B」は主観タイプ

適性診断のテストの結果、Bの多かった人はどうなりますでしょうか。この方々はAとは逆の主観タイプに分類されます。つまり、客観的な数値やデータよりも個人的な興味関心、感情によって物事の判断を行うタイプです。
またこのタイプの方は相手の感情などに対する共感能力も優れており、人に配慮したりケアしたりということが多い仕事で特に活躍しやすいでしょう。相手に喜んでもらえることにも大きなやりがいを感じるため、介護・看護などに向いているといえます。その他にお店で商品を販売する仕事や接客をする仕事など、基本的に人と直接接することの多い仕事がお勧めです。

ホームヘルパーや販売職

具体的にはホームヘルパーの仕事などはとても向いているといえるでしょう。もちろん適性の有無とは別に好き嫌いや興味関心、労働条件などの問題もありますが仕事への適性はあります。直接人と接する仕事なので、自分の行ったことがダイレクトに相手の役にたつという実感を得やすいのです。また日常生活に不便を感じてサービスを利用される方が多いので、食事や入浴の介助などでも喜んでもらえます。そこにちょっとした気遣いや笑顔を加えるだけでさらに相手の喜びに繋がり、相手も笑顔を返してくれるでしょう。
また、お店の販売職や飲食店のスタッフなどの仕事も向いています。これらの仕事は相手の気持ちまで含めて理解して細やかな気遣いをすることで喜んでもらえる仕事になるため、主観タイプの人の方が活躍しやすいのです。

ベンチャー企業もお勧め

共感能力が高く人との関り合いが得意な主観タイプの人は、チーム一丸となって仕事に取り組める職業も向いています。そういった意味では、会社としてはまだ若く新しいプロジェクトに積極的に取り組むベンチャー企業もお勧めです。チーム意識が高く仲間との連携が大事になってくる職場であれば、モチベーションを維持しながら働き続ける事が出来るでしょう。高い意識で仕事に取り組むことにより自分の中の新たな才能に気付く事もできるかもしれません。

主観タイプの人の注意点

このタイプの人の注意点として挙げられるのが、あまりにルールでがんじがらめにされると息苦しさや窮屈さを感じてしまい、仕事のパフォーマンスが下がってしまうことです。そのような職場は避けた方が無難でしょう。また相手の感情に共感したり配慮する能力が高すぎるゆえに、相手に引きずられてしまい却って人間関係でストレスを抱え込みやすいという特徴もあります。そのようなことにならないよう、ある種の鷹揚さも身につけおくと良いかもしれません。他に、共感能力が高いために人とチームワークを組んで働くことが得意でもありますが、その逆に個人プレー中心の仕事では寂しさも感じやすく、やはりパフォーマンスが下がりやすくなります。
また、客観タイプの方とコミュニケーションを取る場合は主観のみで話すと相手の信頼を得られません。ただ単に感情を抑えるのではなく、「このような事実があるので、こう思います」という表現をするなど、事実と感情を上手く繋げた話し方をすることで自分を活かしつつ相手にも伝わるような表現にしていきましょう。